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2024-08-25

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肩関節の痛みについて

こんにちは、三宿店です!

ここ最近、肩を痛める方が多く見受けられます。

それぞれ原因は異なりますが、肩の痛みの原因はいくつかあります。

代表的な原因として以下のことが考えられます。

「肩関節周囲炎(五十肩)」、「肩蜂下(けんぽうか)インピンジメント症候群」、腱板断裂(けんばんだんれつ)」などがあります。

肩関節周囲炎

50~60歳代によくみられる、いわゆる「五十肩」のことですが、ときに英語圏で使われるfrozen shoulderに対する訳語としての「凍結肩」、あるいは「癒着性関節包炎(ゆちゃくせいかんせつほうえん)」とも呼ばれます。

肩関節周囲炎は、特に誘因なく肩の痛みが現れ、腕を上げられないなどの可動域制限をともないます。

肩蜂下インピンジメント症候群

・肩甲骨の先端部にある肩峰と腱板の間には、クッションの役割を果たす肩峰下滑液包があります。しかし、頻繁な繰り返し動作で腱板や肩峰下滑液包が炎症を起こすことなどにより、肩の痛みを生じます。

腱板断裂

・4つの筋(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の腱から構成される腱板が断裂することにより、痛みに加えて、断裂した筋の筋力低下を生じます。

腱板断裂は中高年以降に多く、加齢にともなって発症するほか、喫煙、外傷、スポーツなどの様々な要因によって発症します。

肩関節周囲炎

典型的な肩関節周囲炎は3つの病期(炎症期、拘縮期、回復期)を経て、1~4年くらいの経過で治癒します。

①炎症期

初発症状として痛みが現れ、動作時痛のため自分の力で肩を動かすこと(自動運動)が制限されます。それとともに安静時痛、夜間痛も生じ、肩関節の可動域が制限された状態(拘縮)が徐々に進行します。

②拘縮期

拘縮が中心となり、あらゆる方向に肩関節の可動域の制限がみられますが、痛みは軽快していきます。

③回復期

拘縮が徐々にとれて、肩関節の可動域が改善していきます。

肩蜂下インピンジメント症候群

動作時、特に肩関節から上腕・前腕(上肢)を上げたり下げたりする途中で痛みを生じるのが特徴的です。一般に、上肢を上げる時には90度以上、下げる時には90度以下の角度の範囲で痛みを生じることが多いとされています。

また、肩甲骨を押さえながら内向きにした上肢を挙げた時や、90度挙げた上肢を内向きに動かした時に痛みが引き起こされる「インピンジメント徴候」がみられます。

インピンジメント徴候

腱板断裂

症状をともなわない腱板断裂もありますが、症状をともなう場合には痛みが最も多く、動作時痛、安静時痛、夜間痛が多く認められます。また、断裂した腱に相当する筋肉の働きが低下するため、筋力の低下もみられます。

治療法

・手術療法

副腎皮質ステロイドの肩峰下滑液包内注入を数回繰り返しても症状が続く場合は、関節鏡視下に関節包の切離や肩峰下除圧術が行われます。

・保存療法

加齢による腱の変性にともなう中高年の腱板断裂には、まず保存療法が行われます。

・薬物療法:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服・外用、副腎皮質ステロイドや関節機能改善剤の関節内注入

・理学療法:温熱、ストレッチ、可動域訓練、筋力強化、など

手術療法

若年者における外傷性断裂やスポーツによる断裂に対しては、肩峰下除圧術と腱板修復術が行われます。

予防・改善のために

同じ姿勢(特に座位)を長く続けない。

蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし疲労をとる。

適度な運動や体操をする。

入浴し身体を温め、リラックスする。

まとめ

肩関節に痛みが生じた場合は2〜3日運動を中止し安静にしましょう。1週間以上痛みが続く場合は早めに医療機関に一度受診することをお勧めします。

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