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2024-11-24

ONE

成長期における野球選手向けトレーニング

こんにちは,三宿店です。

今回は小中高生(以下;成長期)の野球選手向けのトレーニングの考え方を紹介します。

上述した内容を取り上げる理由は、三宿店ではお客様のお子さんが野球をしていることが多いことから、本稿で基礎となるトレーニングを再考する必要があると思ったからです。

スポーツ専門のトレーニングコーチの視座から成長期の野球選手に何をするべきかを例を交えて論考していきます。

成長期の野球選手が大学に進学し、野球を行う場合を想像してみましょう。彼らは大学の野球部で本格的に身体を鍛えることになります。大学生の野球部での競技パフォーマンスを向上させるには、大学生の前段階である高校生,中学生、小学生の時期に身体を大きく強く、速く動かせる身体にならないといけません。

したがって、成長期の内に正しい負荷設定、強度でトレーニングをすることが大事です。

そこで、本稿は身体を作る基礎となる3大基礎作りの身体作りに関わる機能的なパフォーマンス(Functional Performance),機能的な動き(Functional Movement)の2点について論じていきます。(+機能的なスキル;Functional Skill )

機能的なスキルは野球に特化した競技練習を指します。本稿の内容に関係ないため、記述を控えます。

機能的なパフォーマンスは身体のパフォーマンスを指します。例えば、筋力(大きな力を出す能力)であるスクワットやベンチプレス,パワー・スピード(身体を素早く動かす能力)であるスプリント・持久力(ある運動を持続的に行う能力)である長距離ラン、短距離ランが具体例として挙げられます。

機能的な動きでは、身体が適切に動かせているのかが重要です.機能的な動きの具体例を挙げますと、身体の姿勢が正しい位置にあるのか(ポジション;猫背,巻き肩)・モビリティ(関節の可動域があるのか;股関節,胸周りなど)・スタビリティ(身体の各関節の安定性があるのか;体幹,肩関節など)・パターン(身体の各機能を協調的に動かせるのか;スクワット,ジャンプ,スプリント)が考えられます。

上述した内容を「成長期の野球選手は理解しているのか」を思考すると、理解度は低いと思われます。

また、未だに野球界では、成長期の野球選手に対して、競技スキルに特化した機能的なスキル頼りすぎてしまう問題点があります。身体作りの基本となる機能的な動き、機能的なパフォーマンスが向上しないことから、自己自身の力が過度に出力する際に怪我をすることがあります。自己自身の身体を動かし、姿勢がよくない状態から負荷をかけるのは怪我につながるので、トレーニング専門家に判断してもらうことが大切になります。

成長期の野球選手には、ウェイトトレーニングを全く行わないのではなく、彼らの身体に適した負荷、種目を選択して行うことが重要です。

例えば、身体の硬い成長期の選手には、動きを出すために柔軟性を高める種目を処方するなどが必要です。腕立て伏せに関しても、通常のやり方ではできない場合は膝つきにする、通常のやり方が簡単な場合は片脚挙げで行うなどが考えられます。

成長期の選手には「何のためにトレーニングをするのか」を問い続けることが大事です。

そうなると,「足腰を鍛える場合は1000本ノックが必要なのか?」という問いが生まれます。1000本ノックは意味があるないではなく、それを何のために行っているのか突き止めないといけません。目的と手段をすり替えないようにしましょう。

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是非この機会に、T.I.Sでトレーニングを始めてみませんか?
スタッフ一同お待ちしております。

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